矢嶋 裕香医師 ・長女 詩織さん

二世代でYMSを卒業して医師の道へインタビュー

 

矢嶋 裕香医師(YMS10期生)・長女 詩織さん(YMS40期生)

Q.YMSではどんな思い出がありますか?

母 :とにかくアットホームで、みんなで頑張ろうという雰囲気が常にありました。授業の始まる1時間くらい前にYMSへ行き、みんなで勉強したのを覚えています。

詩織 :生物の復習テストの前日、同じクラスの人たちと屋上で夜まで勉強したことです。その直後のテストで1位が取れました。また、受験後にみんなでYMSに戻り、先生が作 成した解答速報を一緒に見て、すぐに復習をしていたことです。それが良い結果に繋がったと思っています。

Q.受験で苦労したことは何ですか?

詩織 :私は、アメリカの高校に通っていたので数学と化学に習っていない分野があり、基礎を頭に入れることが一番難しく、苦手でした。授業時間外に友達や先生に教えてもら ったり、担任の高橋先生との面談の際に聞いたりして少しずつ克服していきました。

Q.YMSの良かったところは何ですか?

YMS二世代親子インタビュー母 :面倒見が良い先生が多く、相談しやすい環境でした。当時から小論文の授業や現役医師の講演会があり、一人の人として、医師として、患者さんに対する思いやりを医学部に入る前から意識することができました。また、小論文と面接では市川先生に大変にお世話になりました。

詩織 :1つ目は一緒に勉強する友達ができたことです。今でも他の医学部に入った同期と交流があります。2つ目はやはり面接対策です。自信がつき、緊張することなく本番を迎えることができました。おかげで面接を受けた医学部にはすべて合格できました。


Q.授業や担任指導について印象に残っていることはありますか?

母 :生物の授業にかなり集中できたことを覚えています。YMSの手製の書き込む形式の教科書も好きでした。

詩織 :担任の高橋先生の毎週の面談では、1週間の勉強の進捗度を確認してもらっていたので“勉強しなくては!”と思えましたし、モチベーションにもなりました。どの科目の質問にも対応してくださり大変助かりました。

Q.大学でYMSの経験が役立ったことはありますか?

詩織 :大学でも医療プロフェッショナルという授業があり、YMSの「医のアート」の授業に似ています。YMSで習った医療倫理が実際に授業やテストに出ることも多いので、 予め知ってて良かったです。当時の「医のアート」の重要性を改めて感じますし、様々な考え方を持つ大切さを痛感しました。また、「医のアート」の授業は面接でももちろん役立つので、そういった面でも知識を増やすことができて良かったです。

Q.YMSの仲間(同期・先生・事務など)について思い出はありますか?

母 :開業する際、先に開業していた同期に相談して、間取りや様々なアドバイスをもらいました。放射線科の同期には、協力してくださる人材を紹介してもらい、今でもその病 院から技師として来てもらっています。

詩織 :勉強に飽きた時にみんなで2階の受付に集まって、事務スタッフと話をすることで気分転換になっていました。

Q.どんな仕事をしていますか?またはこれからどんな医師を目指していますか?

母 :器械体操の大きな大会に出る直前、肘を脱臼してしまいました。その時体育館にたまたまいらっしゃった整形外科の先生が肘の脱臼を整復してくれたのがきっかけです。体操に関われる仕事ができたらいいなと思い整形外科医を目指しました。
今は、横浜市で整形外科を開業しています。診療するだけではなく、経営や人事の仕事もあり、クリニックを一つにまとめることは大変ですが、患者さんから治療して「良くなった」と言われた時に一番やりがいを感じています。何回も病院へ通わなくて良い方法を考慮しながら日々診療しています。
今はもう高齢化社会ですので、骨粗鬆症治療に力を入れてる部分があるのですが、例えば医療とは少し離れますがピラティスなど予防医学的な分野も今後広めていきたいです。あとは、野球チームの肘検診の参加や、器械体操関係ですと神奈川県の大会の会場ドクターを務めるなど、スポーツのサポートや、怪我の予防の話をする機会をもらっているので、そのような子供たちのスポーツの後押しができる活動をもっと積極的に行っていきたいです。

詩織 :私も、器械体操を習っていて、同じように怪我をした時、母にすぐ直してもらったことが数回あり、それが大きなきっかけです。私も、母と同じように整形外科医を目指し、器械体操などスポーツに関わる仕事をしたいと思っています。

~後輩へメッセージ~

母 :私は整形外科医になりたくて、医学部を目指しました。強い目標があったからこそ頑張れたと思っています。皆さんにもそれぞれ目標がきっとあると思いますので、それを モチベーションにして、自分を信じて頑張っていただければと思います。

詩織 :友達を沢山作り、切磋琢磨してください。友人との協力と競い合いが、結果それぞれの成績アップに繋がると思います。

 

母: 矢嶋 裕香 医師

二世代でYMSを卒業して医師の道へインタビュー
  桐朋女子高等学校
1998年 愛知医科大学卒業
東海大学医学部附属病院 整形外科入局
2001年 国立療養所神奈川病院 整形外科
2005年 横浜新緑総合病院 整形外科
2014年 さがみ野中央病院 整形外科
東海大学医学部附属病院 整形外科退局
2015年 裕香整形外科 開院

娘: 矢嶋 詩織 さん

2022年 順天堂大学医学部入学
出身高校 Ribet Academy

 

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