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生物という実体を対象とする自然科学の分野であることから、生き物そのものの理解、知識は本来必須です。他の抽象的な分野と異なり、生物では、実物を自分の目で見、現象を体験することによって初めて具体的理解が得られる部分が多くなります。中学や高校の授業カリキュラムの中で実験や実習の時間が多く割り当てられていることは、その事の端的な表れであり、これまでの生物教育の歴史の中で、その効果の有効性が共通認識されている部分でもあります。
YMSの教材でカラー版の生物図説を配っていることも、これらの同一線上にあり、実物理解へのせめてもの補助を目指したものです。生物の実物教育であることの重要性を説く有名な標語に“Study nature, not books”というものがあります。
もし、ゆとりがあるのならば、博物館や植物園、水族館見学等の医学、生物学的見聞を広めるための適度な活動は大いに歓迎されるべきです。ただし、予備校で行う授業は実物理解のための知識の習得であると割り切らなければなりません。何の知識もなく実物を見ても、見えてくるものは何もありません。理論を持って対象をながめることによって初めて見えてくるものがあるのです。まずは“Study books”が必要であり、予備校では限られた時間の中で、最大効率をかけてそれを実行しているのです。
医学・生物学の領域は新しい知見や発見が年毎に次から次へとなされており、以前の知識はどんどん塗り変えられて行く世界です。現代生物学が躍進著しいこと自体は大変結構なことなのですが、そのような背景が入試問題に直ちに跳ね返る分野でもあるのです。受験生物の特長の一つとして、そのような新知見が入試問題として直ちに出題されていることをよく見かけます。医療関係や環境問題関連は特にその傾向が強いと言えます。
また、日本人研究者による業績がよく出題されるのも最近の傾向です。ただし、医学、生物学上、どんなに重要な発見であってもすぐには高校の教科書にその内容は掲載されません。YMSの教材はこれらの最新の医学・生物学の情報を可能な限り取り入れ、医学部入試問題の傾向に即応させています。
高卒生の教材は、生徒が授業を受けながら完成させていくものです。生物を学ぶにあたって、基礎的重要項目の暗記は必須です。しかし、それだけでは医系の難関校への合格はおぼつかない。 基礎的知識の上に立って、科学的思考能力(入試において応用力と呼ばれているもの)を養成し、創造的な思考能力を開発する必要があります。
YMSのテキストは基本的な知識を網羅し、学習者が知識の定着を効果的にすることが可能となるよう、可能な限り多くの図やイラストを用いています。また、近年の医学部入試問題に頻出となっている計算問題や実験考察問題にも対応するために、グラフや表も多用しています。高三本科コースの教材は、毎回決められたテーマに関する基本事項を穴埋めのテキスト形式を用いてインプットし、基本問題ですぐに知識の確認、定着を図り、応用問題で深い理解と考察力を磨くよう作られています。
高卒生は通常授業で知識の確認と体系的理解を図り、夏期講習での問題解決能力アップとリンクさせています。また、選択講座と冬期・直前講習では、昨今の医学部入試に頻出の実験考察問題、論述式問題、グラフ・計算問題などにも対応する力を養います。
高三本科コースの生物の授業は、学校の授業時間数よりも少ない時間で生物(「生物基礎」+「生物」)の全範囲を扱います。したがって、学校の授業よりも学習効率が高くなるようにカリキュラムが組まれて います。1回の講義の中で、インプットした知識をその場で定着させ、入試問題の演習で一気にアウトプットまで行うように組まれています。
高卒コース年間カリキュラム | ||||
① | ② | ③ | ④ | |
前期 | 細胞 | 遺伝と遺伝子 | 代謝 | 生殖と発生 |
夏期講習 | ||||
後期 | 環境応答 | 体内環境 | 代謝 | 生殖と発生 |
生物の集団 | 系統と進化 | |||
冬期・直前講習 |
高三コース年間カリキュラム | ||
① | ② | |
前期 | 細胞 | 遺伝子のはたらき |
代謝 | 植物の環境応答 | |
夏期講習 | ||
後期 | 動物の環境応答 | 生物の集団 |
生殖と発生 | 進化・系統 | |
冬期・直前講習 |
YMSは受験技術を教えるだけでなく
「いい医者」を育てることを
目標にしています。