2017年10月1日
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ボランティア、読書・研究の発表について
YMSでは9月の『医のアート』の授業で、夏のボランティア、読書、研究の発表の授業を実施しました。発表力は学科試験以上に0~120点(100点満点)に散らばりました。そこで、発表に差が出るポイントについて、解説します。
例えば、YMS生の何人かが参加した『とうきんきょう』のボランティアを例に挙げてみましょう。
平均的な説明としては「とうきんきょうのボランティアに参加して、筋ジストロフィーの患者さんと触れ合い、病気の方と接する方法について学び、大変為になりました(視野が広がりました)」です。
(1)契機→(2)行動→(3)自分がどう変わったかという3パターンに分けると、(2)について述べて(3)があっさりしていると平均的になると思ってください。評価される人たちの話は(1)(3)が具体的です。
例えば、評価される人たちは、
(1)『モリ―先生との火曜日』という本、映画を通じ、神経難病に関心を持っていた。
(3)参加した後で、自分なりに筋ジストロフィーやALSの神経難病についてレポートにまとめた。例えば韓医学においてはALSの鍼治療法が確立されているので、私は将来鍼治療を含む東洋医学も勉強したい。
など、(1)(3)を具体的に述べるようにするといいですね。
もうすぐ防衛医大入試
一昨年から防衛医大の入試が少し早まりました。試験日は10月28日、29日です。国語の力が必要なので、国公立・私立併願の受験生にはぜび受けてほしいところです。
YMSでは10月8日、22日と防衛医大の『学力試験対策講座』を実施します。講習生も受講可能です。さらに今年は受験年度生でない高校2年生以下の生徒も参加可能です。来年以降、防衛医大、国公立を受けるなら、受講をおすすめします。(終了しました)
センター試験について
センター試験の願書の締切が迫っています。10月6日(金)当日消印有効です。準備期間がかなり差し迫っています。国公立はもちろん、私立の医学部でもセンター試験利用入試を実施している大学が多くみられます。
実施している大学は以下になります。(終了しました)
- 国際医療福祉大学(医)
- 順天堂大学(医)
- 東京医科大学
- 昭和大学(医・地域別選抜)
- 杏林大学(医)
- 帝京大学(医)
- 獨協医科大学
- 埼玉医科大学
- 藤田保健衛生大学(医)
- 愛知医科大学
- 近畿大学(医・C方式)
- 兵庫医科大学
- 関西医科大学
- 大阪医科大学
- 産業医科大学
- 福岡大学
- 東海大学
国際医療福祉大学はセンター利用の募集定員を20名から15名に、獨協医科大学では20名から15名、兵庫医科大学は約15名から約10名に減らしました。一方、埼玉医科大学は2017年度の約10名から前期約10名、後期約2名の合計約12名と増加させます。さらに大阪医科大学では「建学の精神」入試と称して3名を募集します。出願要件としてセンター試験が必要です。
センター試験も受験し、合格の機会を積極的に増やしてみてはいかがでしょうか。
高2・高1・中3生のみなさんへ
高2生の場合は50週間後、高1生の場合は100週間後に、高3生の2学期の状態になります。まだ中学3年生の方も、以下の2つの注意事項を確認しましょう。
- 内申はできればA(評定平均4.3以上)を取る。国公立の推薦ならば実質Ⓐ(マルA:内申でAかつ人物が優秀と認めれらる者)が必要です。大学入試説明会でも言われることですが、『ボランティア活動』『読書と研究』を評価すること。3年生になったら、勉強中心で忙しくなりますので、高2生~中3生のうちにボランティア活動、読書や研究を実施しておいてください。参加したら高校の先生に報告すること。そして必ず調査書のコメントに『ボランティア活動に参加』と記入してもらってください。このコメントがあるとなしでは、二次試験の際に雲泥の差となります。研究も具体的にコメント欄に書いてもらうことが大切です。
- 東京慈恵会医科大学、日本医科大学、順天堂大学(国際臨床医・研究医枠入試に若干名あり)など旧設上位校は推薦入試の制度はありませんので、学科の実力をつけるようにしなくてはなりません。中間・期末試験の直前に頑張るのではなく、平素からコンスタントに頑張るようにしましょう。そして夢(目標)は大きく抱かれることを望みます。
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